創設者の想い

第1回定期演奏会 (2008年3月) のプログラムから

初代団長 榊原 日出政
私たちSwing Band TAKETOYO(SBT)は2007年10月に結成されたばかりのホヤホヤのジャズバンドです。

武豊町の文化振興事業のひとつとして、武豊町民会館(ゆめたろうプラザ)のバックアップを得て誕生しました。メンバーは現在27名、年齢層は10代の中学生から50代までとバラエティに富んでいます。

また、音楽歴も全くゼロの初心者がいるかと思えば、40年以上のベテランがいたりとこれも多岐にわたっています。

私たちのバンドのテーマは、まず演奏する自分たちがジャズを楽しもう、そしてその楽しさを多くの人に伝えようということです。

スタイルとしては、明るく楽しいスイングジャズをビッグバンドで演奏するのが主体となります。たとえば、グレン・ミラー、ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、カウント・ベイシーなどの音楽を取り上げていきたいと考えています。

バンド誕生の由来からも私たちの活動は「ゆめたろうプラザ」をその拠点とし、練習や演奏会もここをベースに行なっていくこととなります。まだようやく全体練習が始まったばかりですが、すでに2008年3月には「ゆめたろうプラザ」でのバンドデビューが決定しています。

私たちの目指す「楽しいジャズ」を皆様にご披露する日を楽しみに、メンバー一同練習を重ねてまいりますのでどうぞご期待ください。そして、私たちのバンドの成長を暖かく見守り、ご支援いただきますようお願い申し上げます。

顧問 武豊町民会館館長 竹本 義明
私が音楽大学の学生となって、最初に購入したレコードは「クリフォード・ブラウン」のトランペット演奏の一枚(クリフォード・ブラウン・ウィズ・ストリングス)であった。その後購入したレコードもどういう訳かクラシックのものはなかった気がする。大学図書館で聴くことが出来るのがクラシックのみで、購入する必要を感じなかったこともあるのだろう。

クリフォード・ブラウンのレコードは今でも度々聴くことがある。若くして亡くなった伝説のジャズトランペッターだが、もう少し長生きをしていれば、マイルス・デイビスを凌ぐ奏者となったことは疑いの余地はない。サックス奏者のベニー・ゴルソンが、クリフォードの死を追悼してバラード「アイ・リメンバー・クリフォード」(I Remember Clifford) を作曲したが、ジャズトランペッターにとって一度は演奏したい曲であろう。

近い将来この曲がSwing Band TAKETOYOで演奏される日を楽しみに活動を見守りたい。

活動目的
鑑賞者が創造者になりたいという願望が増えており、町民が気軽に参加・交流できる音楽集団を組織し、創造者として活動が出来る環境を提供するため、文化施設がその機能を活かし、地域の鑑賞者開拓に寄与できると考えます。

そこで他地域に無い特色ある団体として「スイング・ジャズバンド」を設立し、参加者が「手作りにかける情熱を支援」し活動を促して、特に育成事業における継続の重要性の観点から、ホールと演奏者、そして町民の良い関係構築を目指すことを目的として活動します。